雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
2023/03/31
こんにちは。神戸市垂水区の幼児教室、頭脳開発教室アイ・ダッシュ アカデミーです。
ブログの新稿をアップします。
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今日3月31日から春分の末候、七十二候の第十二候、雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)。
春の訪れを告げる雷が鳴り始めるころという意味で、秋分の初候、雷乃収声(らい すなわち こえを おさむ)と対になっています。実は雷は夏の季語で、これから夏に向けて増加していき、秋を迎えると徐々に減っていきます。
今の時季に鳴る雷は「春雷」と呼びます。春雷は、夏の雷とは異なり、ひとつふたつで鳴り止むことが多いそう。雷は恐れられるものですが、この時季のものは春を告げるもの、また雨を伴うため恵みを与えるものとして昔の人は歓迎していたそうです。
ただ、日本海低気圧から延びる寒冷前線のために起こることが多く、激しい雨を伴うなど天候は不安定になります。
「寒の戻り」や「花冷え」と呼ばれるように急に冷え込んだり、ひょうや雪が降ることもあるようです。
雷は自然が起こす放電現象で、「イカズチ」とも呼ばれます。イカは厳めしい、ツチは精霊を意味しています。
昔の人は雷のことを神様の仕業、神様そのものだと考えていたようです。
正体もわからず、轟々しく鳴る雷を見ると、そう考えたくなる理由もわかるような気がします。
雷にまつわる言葉は他にもあり、「雷乃収声」では稲妻のことを書きました。
なぜ稲妻というのか、字から想像できる方もいらっしゃると思いますが、答え合わせも兼ねて、ぜひ見てみてください。