(3)図鑑
2010/10/12
初めて図鑑を買ってもらったことを覚えていますか。
5、6歳の頃。2歳上の井筒君が理科図鑑を持っていて、知らないことがいっぱい載っていて何度も何度も見せてもらい…。物をねだることができない内気な餓鬼が、満を持してのリクエスト。親もすぐに…。
内気な餓鬼とは半世紀前の私です。子供と図鑑のこと。
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図鑑は、読む、と調べる、2つの面があります。読む、ではお話の本よりも知る喜びを得る機会が多いでしょう。調べる、では達成感や自分の力で状況を打開する喜びが得られます。どちらも脳への刺激となる知的活動です。
読む、調べる、ともに脳内のプラスホルモン(ドーパミンなど)の分泌を促し、「もう一度やろう」とする気持ち=繰り返し意欲につながるので、脳が発達していく好循環が生まれます。
自分が知っている虫や花を図鑑で見つけるとうれしいと思う子と思わない子がいます。乗ってこない子には、陽気なおばちゃん作戦はいかがですか。お子さんが乗り気じゃなくても「あぁ、たのしそうね」「わぁ、カッコイイ」「まぁ、面白そう」と繰り返します。笑顔で、根気強く。それでも乗ってこなければ、「メッチャ楽しいのに。今度やったら絶対楽しいわ」いつも笑顔で前向きに。
できれば、セット買いはせずに、子供が興味を持ったテーマの図鑑から少しずつ買い足してくださいね。「虫」の図鑑が5冊あってもいいじゃないですか。
ツイート2010/10/12