(12)習い事
2010/11/10
脳の発達には何歳までが大切?学者によって言い分はさまざま。脳の可塑性(柔らかさ)が一番高い2~8歳。前頭葉の神経回路網がほぼ完成する10.5歳まで。前頭前野の10野(複雑な処理)の発達は5歳で終了。空間認識力が伸びるのは7歳まで。
とにかく就学前や小学校低学年は、脳の発達には、重要な時期であることは間違いなさそう。また、すばらしい才能が花開いてくれそうな年齢だから、何かを習わせたいと思うのは当然。さらに好奇心の幅を広げたり、関心を深めたり、も脳にプラス。
一方、拙稿(7)弱点、でお伝えしたように、苦手克服のための習い事は考えもの。コンプレックスにつながることがあります。さらに習い事には、修行(楽しくなくても、スキルアップのために必要な繰り返し練習など)が伴いますよね。
最初は楽しくても、レベルが上がれば、修行をしないと伸びない。伸びないのは、いやだけど、修行は楽しくない。そして、ストレスに。ストレスホルモン、コルチゾールは海馬(脳内の記憶の入り口)のシナプスを破壊。つまり、記憶力を鈍らせる。
だから、修行は脳にとってよくない。必要な修行(例えば、九九の暗記)であればともかく、必ずしも必要のない修行は、しない方がいい。だから、習い事は、脳にはよくない。ごめんなさい。耳障りなことを言って。では、どんな習い事がいいの?
ツイート2010/11/10