株式会社関医協ゼミナール総本部
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(104)話そ!

(104)話そ!

2012/08/06

手早くランチ、と教室のそばのショッピング・モールのフードコートへ。食事をしながらコート内の人々を観察していると気になる親子。小学生低学年と思しき少年の視線は携帯型のTVゲームに。でも、楽しそうでもなく、暇つぶしをするかのよう。

母親は子に目を向けることもなく、黙々と読書。声を交わすこともなく、それぞれが、時折、テーブルの上の食べ物、ポテト?を口に運ぶ。そんな風に時を過ごし、食事を終えたのか、突然、「行くで」と母親。

私が聞いた二人の声は、この「行くで」の一言だけ。で、息子も立ち上がる。何だ?夏休みでざわつく、平日のフード・コートで、その親子だけが異彩を放っているように思えました。何だ??

幼児期の孤独は脳の発達を阻害する、と横浜市大などの研究チームがマウスによる実験結果を発表したのはこの6月のこと。シナプス(脳内の神経回路のつなぎめ)の形成にトラブルが生じるそうです。あの親子を見て、その報告を思い出しました。

子供を孤独から救うのは、まずは、家族の愛情。具体的にはスキンシップとコミュニケーションですが、あの親子にはコミュニケーションが皆無。だから、強い違和感を感じたのでしょう。

いろんな形でお伝えしてきたように、家族内の豊かなコミュニケーション(対話/会話)は、お子さんの脳の発達を強く促していきます。何でもいいから、家族で話しましょう。脳の発達末期の思春期はダンマリでエエから、それまでは、話そ!

ツイート2012/08/06

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