(134)IQって?
2013/02/22
ちょっと興奮してしまった。幼児部での8歳総合検査は、脳の発達の最終段階を迎える前の、より綿密なチェックのため。そのIQ検査だけは、ゼミでも指導の方向付けのため、入会者に受けてもらいます。今まで、千人以上に施してきました。
研究用ではなく、あくまでも子供たち本人のために。ところで、IQ検査では知能を量ることができるのでしょうか。え~ぇ?いまさら何を、と思われたかもしれませんね。もちろん、正規のIQテストは臨床データを重ねた信頼置けるもの。
でも、受検者の性格や取り組む意識などにも、結果は大きく影響を受けます。できるだけピュアな形でIQをチェックすることが検査の前提ですが、実際はさまざまな要素が反映されます。
まず、性格。テストと聞くと、とても緊張してしまいガチガチの子。いい加減な雰囲気で、ささっと進めていく子。テキパキ処理し、きっちり見直しを進める子。決断力が鈍くて答が決められない子。考えすぎて時間が不足してしまう子。
さらに意識や価値観。何事にもベストを尽くすべきと取り組む子。テキトーが性分の子。結果が親に報告されると知ると目の色を変える子。制限時間を気にしすぎて過緊張の子。集中できない子。真面目にするのが格好悪いと考える子。
こんな要素は頭の働きとは関係ない。でも、それらを含めて、結果を数値化して求めるのが、IQテスト。脳の機能自体を高めるだけでなく、取り組む意識をより前向きに導くのが頭脳開発、脳教育という私のテリトリーです。
ツイート2013/02/22