(160)やって
2013/09/13
スタッフが4歳児にこれ描いてみよう、と言うと、「先生、描いて」。5歳児に折り紙の見本を見せると、「折って」。ロボット教室の小学3年生が少し難しいところになると、いきなり私のところに来て、「作って」。えぇ~?
どの子も最近、入会の子供たちですが、こんな場面に出くわすことが、よくあります。自分でできないことを親や大人にしてくれとせがむ、2歳なら、3歳なら、発達の一段階として評価できます。2歳児にとって現状打開の新しい一手。でも…。
できる、できる。やってごらん、大丈夫。自分でした方が楽しいよ。と誘導。ちょっとでも進むと、いいやん、いいねぇ、すご~い、とスモールステップをほめ、自信につなぐ。うまくいかないと、こないしたら、こうしたら、とアドバイス。
今日は無理かな、と感じたら、ここがまずかったね、今度はうまくいくよ、と後暗示で、前向きに撤退。そんなこんだでチャイルドの子は、だんだん「やって」と言わなくなります。まず、やってみよう、とする姿勢。失敗しても凹まない気力。
そんな強さが培われます。ロボット教室のヤッテ小僧も、テキストのここ読んでみ、自分でした方がオモロイで、と励まされ、自力で立ち向かうことが身に付きます。自分でした方が大きい達成感を得られることに気付いていきます。だから…。
ツイート2013/09/13