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(166)東京五輪

(166)東京五輪

2013/10/16

お・も・て・な・し という表現も、今では、ちょっと古臭く感じられますが、さらに古い話で恐縮です。1964東京五輪に因んで、開会式が行われた10/10、か10/14体育の日につぶやこうと思いつつ…

9月8日未明、ふと目を覚まし、TVをつけると前IOC会長ジャック・ロゲがニコリともせず、「TOKYO」。大感激!大感動!うれしいですね。

ちょっと恥ずかしいのですが、私、前回の東京五輪の開会式を生で見たんです、歴史の証人(笑。チケット購入の抽選で当たったのは、たった2枚。実家の商店は休めぬと家族を残し、父と幼稚園児だった私の二人旅。いろんなことが記憶に残っています。寝台車、東京駅、ホテル、国立競技場、多くの外人、開通したばかりの新幹線(当時は「夢の超特急」と言ってました)などなど。

 

でも、一番強く心に残っているのは父の涙です。開会式終盤、日本選手団の入場、私も周りの観客につられ旗を振っていたと思いますが、ふと見上げると父の目に涙が。

驚きました。厳しかった鬼の目に涙。これはすごいことなんだ、と感動の連鎖で私も泣きながら、さらに強く日の丸を振っていました。学徒動員で戦地に赴き、負傷。ボロボロの貧しき日本と己がよくぞ、ここまで…。
父はそんな気持ちだったのでしょうか。

記憶を復元する(引き出す)キーは言語ですが、記憶の深さは受け取る側の感受性とその時の気持ち(感情)で決まります。オリンピック、というタグに引かれて半世紀も前の記憶が明確に蘇りました。

2020年東京オリンピックは大きな感動と何を、私たちに、もたらしてくれるでしょう?どれほど深い記憶を私たちに、子供たちに刻んでくれるでしょう?

ツイート2013/10/16

 

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