(218)活性化
2015/05/21
数年前、脳トレがブームになり、ネコも杓子も、脳の活性化云々、なんていう時期がありました。例のf-MRIの画像で、赤とかオレンジに変わった脳の部位の血流が高まっている=活発に活動している=活性化。賢くなるとか、ボケないとか。
ところが、脳の血流が高まれば=脳が活性化すれば、脳の機能が高まる、とはなりません。例えば、音読しているとき、と黙読しているとき、脳が活性化しているのは前者です。計算と難問の解法の考えているとき、活性化しているのは前者。
明らかに後者の方が高レベルの知的活動で、脳の発達=機能の強化には寄与すると考えられます。もちろん、音読の意義を否定しているわけではありませんが、一般に深く物事を考えるとき、脳の血流は低下気味。
先日、脳の活性化に通じてます的な方との会話。一番簡単な脳の活性化をお教えしましょう、と私は自分の左手の甲を右手でツネりました(医学的に確認済)。
わぁ、簡単。毎日、子供にします。
あかんよ。ちょっと、そこ行くお母さん、活性化しても賢くなる訳ないですや~ん。♪♪
ツイート2015/05/21