(250)うれしき訪問者
2016/03/31
先生、佐藤太郎(仮名)です。覚えてはります?と弾んだ声の女性からの電話。
R中へ進んだ太郎くんのお母様?
ハイッそうです。大学に受かりました、(国公立大)後期入試で滑り込みセーフです。
今年でしたか、早いですね。とにかくおめでとうございます。それで、どちらの大学に…
太郎が先生にお会いしたいって言うんです。
で、今日、C型(消極内向)の地味な少年が、溌剌とした長身のイケメンになって、母親と一緒にやってきた。3歳から12歳までウチの幼児部に通っていた。幼児期は気質(生まれ持った性質)に応じた、脳の機能を高めるトレーニング。彼に特に力を入れたのはエピソード-イメージ抽出-展開-言語化、とカルテ(指導記録)にあった。
思い出してきた、小学生になってからは強いメンタリティー(心の強さ)を意識したサポート。強い集中力が求められるトレーニングのレベル(負荷)を少しずつ上げていって、ストレス耐性をつける。同時に小さな成功経験を積ませ、ドーパミン好循環。中学校受験で大手塾に通い始めるとその塾でわかりにくかったところやカバーされていない内容のサポートも。
生真面目な彼には平坦な中学高校6年ではなかったであろうが、とにかく現役合格おめでとう。
心と頭、学習基盤はすべて、ここで作ってもらいました、と彼の言葉にはホロリとしてしまった。
飛び出せ、若人よ。君の未来に幸多かれと祈らん。
ツイート2016/03/31