(275)わかりません
2016/12/14
中学入試は、1月本番目前で緊張する日々が続きますが、今年の小学校受験は神大附属発表で終了。
小学受験のある指南書に、興味深い記述に目が留まりました。
面接では「わかりません」と言うな、と。
「はい」「いいえ」を明確に伝えることは、面接練習の基本ですから、疑問を感じつつ、読み進めると、
①安易に「知りません」「わかりません」と即答すると印象が悪い、
②何かをひねり出して、何かを言え、とかなり強引な論法です。
でも、ここには頭脳開発的要素が含まれています。
「考えること」の大切さを知っているご家庭か、「考えること」を厭わぬ子供か、「考えること」が良い結果をもたらすことを体得している子供か、そんなことが試されているとすれば…。
「考える」ことの大切さを簡単に申せば、
1.場当たり的な対応よりも考え、吟味した行動の方が成功する確率が高い
2.だから、考えることと成功がリンクされ、考えて行動することが習慣(反射)化される
3.すると、考える=脳を使う機会が格段に増え、多くの刺激を受けることになる
4. 脳の発達につながる
最近、頭を使うことを邪魔臭がる、小・中学生がとても多いように感じます。どうすれば「考える」子供に成長するか、私たちも皆さんも考えていきましょう。大人、特に、親の考える姿勢は子にリレーされます。
安易に「知りません」「わかりません」と言わせないことは案外、プラスになるかもしれませんよ。
ツイート2016/12/14