(282)優しい眼差し
2017/02/24
子供を優しく見つめる母親の眼差し。子供に、愛されているという自信をもたらし、他者への慈愛を育むキラーパス。子供を優しい眼差しで見守ることはとても大切なことです。
でも、時には、これがマイナスに作用することもあるんですよ。子供が夢中で遊んでいる時、目の前のことに集中している時、何かに積極的に取り組んでいる時、安易に声をかけることが集中力をそいでしまい、楽しさやパフォーマンス、作業効率をレベルダウンさせることはよく知られています。たとえ、ほめ言葉であっても、集中の度合いは下がります。
がんばってるね、いい感じだね、楽しそうね。そんな言葉を必要とするのは、実は、その逆の場合。ちょっと崩れた時に応援が必要なんです。
でも、見られることも、集中力の妨げになることがあります。
ママにじっと見られることをむずかる子や嫌がる子は、大好きなママに見つめられて恥ずかしいのかもしれません。単に見られていることに緊張し、そのストレスを感じているのかもしれません。文句を言われそうという経験が導くものかもしれません。内向的な子なら、居心地の悪さを表情や態度でアピールするだけでしょう。ママに微笑を返し気分転換するかもしれません。成果を見せて暗にほめてくれることを求めるかもしれません。
子供を優しく見守ってほしい。でも、集中している時は、見て見ない振り、も大切。
ツイート2017/02/24