(20)生活習慣
2010/12/05
生活習慣の基本は睡眠・食事・着衣・排泄・清潔の五大習慣です。幼児期(神経回路形成期)の習慣習得は前頭葉の神経回路の形成に深く関わっています。さまざまな習慣を身に付けることは人間だけにしかできません。
画面に現れる数字と位置を記憶することや特定の習慣っぽい行動(例えば、芋を洗って食べる)は、高度な訓練で、サルや犬にも修得可能です。が、さまざまな習慣を身に付けることはできません。他の動物に比べ、非常に発達した、人間の前頭葉が複雑な行動を可能にしています。
子供の年齢とともに生活習慣をレベルアップしていきましょう。自制心や素直さが伸びていきます。これらは脳の機能自体を高めることになります。また、生活習慣のトレーニングで、強さも身に付きます。
その強さとは、ちょっとしたことをストレスにしない心の強さです。しかし、生活習慣の習得自体ストレスが伴います。どれだけストレスにならないように誘導するかが腕の見せ所です。でも、習慣として根付けばストレスがなくなりますよ。
さあ、計画的にサポートしてあげましょう。3ヶ月、半年などを区切りに「○○をする」と約束を決めます。書いて張り出したり、何かに記録したり。できればほめる。できないことが続けば、話し合って、守れる約束に変えることも必要ですよ。
ツイート2010/12/05