(28)指示行動
2011/03/10
指示行動って、大人が~しなさいと指示して、子供が~をするっていうこと。国・私立小学校入試にも、よく出ます。小学受験の塾では、1日指示行動30回などとおっしゃるところもあるそうです。でも、入試に出るから大切?お受験ちゃうから関係ない?
脳科学の立場から考えると指示行動は重要です。さまざまな要素が含まれています。聴く力、聞いたことを理解する力、それを記憶する力、具体的な行動につなぐイメージ力、その行動をする運動能力・作業性、などなど。指示行動の練習の中で培われます。
でも、より大切なことは、ほめられる、期待に沿える、などの「いい気分」を味わえること。つまり、プラスのホルモン、ドーパミンなどの報酬系ホルモンの分泌。この快楽ホルモンを得んがために、さらに難しいことにトライする。ドーパミン好循環につながります。
取り組むレベルが上がることで達成感も膨らんでいきます。トライする中で、うまくアドバイスしてあげると大人に対する信頼感が深まり、教わることに素直な対応ができるようになり、受容能力も高まります。
ポイントは2つ。能力に応じた指示をすることと楽しく取り組めるような環境作り(できれば、ほめる。できなくても…など)です。
楽しくやればドーパミン、いやいやしてもノルアドレナリンで効果半減、でしたね。楽しく、楽しく、
ツイート2011/03/10