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(57)理科嫌い

(57)理科嫌い

2011/09/22

理科嫌いをなくせ、などをお題目に、最近、理科実験教室が流行っています。チャイルド でも開いてよ、と保護者(決して生徒からではない)の要望を耳にする機会も増えました。子供たちに実験を通しての楽しさや驚きを与えれば、理科への興味が深まります。

また、関連事項を記憶しやすくなる、など、理科実験教室は脳科学的に、十分、効果があるように思われます。ただ、私は高校物理の、結果が分かっている実験をするのが大嫌いでした。また、TVでよく見かける理科パフォーマンスは学習意欲とは直結しない、ただの遊びのように感じます。

何だかなぁ。やるからには、効果があって、理に適った、私の活動に整合性のあるものでなければならない、などと悩める昨今、柳田理科雄氏の講演に行きました。物理的発想でアニメや超人モノの分析をする、その筋では超有名な、理科アナリスト?

理科実験に話が及んだとき、

結果が予想できることを試行錯誤して、予想通りの結果を導き出せたとき、背筋にドワッと電気が走る、

とのコメント。結果が分かっていても、予想できても、それを確かめる。楽しい。私は、心強く動かされました。

失敗して、工夫して、考えて、考えて…。そりゃ、楽しい。高2の俺にはそれがわからなかった。カリキュラムを体系立てて、手を差し伸べ、励まし、うまく誘導していけば、学習意欲はもとより、強い精神性を引き出すこともできそう。

で、納得して理科実験教室を始めることにしました。理科嫌いをなくすこと、ではなく、ものごとに前向きに取り組むことや建設的な手法を考えることに喜びを見出せる、心の強さを持ってもらうために。

社会じゃだめ、理科でないとガツンと来ない。

ツイート2011/09/22

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