(75)ふたりの小1
2012/01/25
こっち見てね 。// きょろきょろ、きょろきょろ。隣の子に話しかけたり、ちょっかい出したり。
こっち見てね、を数回言って、やっと、次の段階へ。理科実験教室体験会の話。大人数ではなく、たった2人の小学1年を相手にしているときの話。
なぜ、こちらを見ないんでしょう。言葉の意味が分からない?このように指示されることに慣れていない?おそらく放置されることに慣れてしまっているんでしょうね。例えば、30人のクラスなら、話す先生に目を向けなくても叱られない。
彼らの様子から判断するに、命令にストレスを感じる風でもなく、発達に遅れがあるわけでもありません。それなりに反応し、興味を持てば目を輝かせることもある。ところが公教育の場では、注意されることもなく、スポイルされていく・・・
目立って授業などの進行に邪魔でなければ、叱られることも注意を受けることもない。もちろん、先生がサボっているのではなく、もっとひどい子が多いんでしょう。
でも、これはかわいそう。脳へ刺激を受ける機会が激減してしまう。さまざまなチャンスを逃してしまう。社会性の習得が遅れて、いらぬトラブルに見舞われるかも。さあ、何とかしてあげよう。
これは家庭で何とかすべきこと。ママ/パパがしゃべる、手を止めて注目、を根気強く習慣化していく。話し手を見る、で、聴く。これでチャンスを逃すことが減っていきます。
一朝一夕に、できることではありませんが、こんな子にしたのは親なんだから、挫けず、責任持ってがんばりなさい。てなことは初対面の体験会参加者には言えないですよね。
ツイート2012/01/25