前項｢左利き｣では、便宜上、利き手の変更を｢矯正｣と記しましたが、矯正＝誤り・欠点などの修正、ではなさそうです。大人の利き手の変更はむずかしそうですが、子供なら利き手の変更が簡単と科学的に検証されているわけではありません。

幼少期に変更することが多いのは適切な時期だからではなく、親の影響力が強い時期だから。子供は強いストレス状況にさらされたとしてもストレッサーを取り除く＝逃げ出す、反抗する、拒否することはできません。受け入れるしかない。

親から信じられない、ひどい虐待を受けた子供が、それでも、親を慕うような行動をすることを聞いたことがあるでしょう？子供はhelpless＝無力であることを忘れないでおきましょう。親だから、子供が受け入れてくれる･･･

一方、子供の意見/意向を過度に受け入れてしまう親が多いのも事実です。一時的な子供の好き嫌いを判断や行動の基準にするのはよくありません。親だから、よく考えて･･･。親だから、たいへん。みんな、そうなんですから。

ツイート2012/02/22