刺激を与えると脳が発達する。自明のこと、当然のことと思い込んでいました。考えれば、賢くなりそう。頭を使えば、ボケなさそう。脳への刺激が、脳の機能を根本的に向上させる＝神経回路のネットワークをより複雑に、より強固にしていく、と。

こうした仮説を裏付ける状況証拠は今までに多く、確認されてきたのですが、メカニズムの決定的な解明がなされたのは、つい最近のこと。なんと、今年の２月。アメリカの著名な科学誌で東大チームが発表したそうです。

刺激のある環境で育つと脳の神経細胞間で情報の運び役をするタンパク質が増えて、神経細胞のつなぎ目、シナプスの形成が促されることが確認されたそうです。

これは、マウスでの実験のことですから、刺激の多い環境と言っても、飼われている箱の中にオモチャや遊具があるだけのことです。お子さんにとって脳にプラスとなる環境とは？年齢とともに変わっていきます。個人差も少なくないでしょう。

しっかり考えてあげましょうね、どうすれば頭を使うか？を。

ツイート2012/04/17