(93)愛の言葉
2012/05/15
愛は言葉より始まる。太宰治の小説に出てくる言葉だったと思います。恋愛は脳への強い刺激、で脳にプラス。とは言うものの、妻帯者の色恋沙汰は家庭内の不和をもたらし、子供を情緒不安定にするので、このコラム的には脳にマイナスかなぁ。
逆に夫婦間、家族間での愛情豊かな環境は子供に安定をもたらすので、脳を発達させるプラス要素になり得ます。でも、自分の子供を愛するのは、あまりにも当然のこと。愛すればこそAもBもCもDもEもFも、やったげてるし…。
そ、その通りです。でも、愛情表現はどうですか? 記憶は言語化して強化されるんでしたね。愛も知的活動ですから(たまには)明確に伝えるとより強く認識されることになります。さて、具体的にはどのように表現すればよいでしょう。
子供に愛情を伝える基本はスキンシップとコミュニケーションです。抱っこしたり、ハグしたり…。意外とスキンシップの機会は少なくないことでしょう。でも、コミュニケーションはどうですか?微笑むなど非言語面は十分かもしれません。でも、幼児、少なくとも6歳ぐらいまでは、しっかり言葉で愛情を伝えてあげましょう。
ママは△△のこと大好きよ。パパはOOちゃんのこと、とっても大切に思っているよ。愛されているという気持ちが、無力な子供の心の安定につながっていきます。
心の安定が、自信や積極性の源になるのです。愛は言葉より始まるわけではありませんが、言葉によって、子供には、より強く認識されることを覚えておいてください。大人には、どうですかねぇ・・・、わしゃ知らん。
ツイート2012/05/15