(120)子の鑑(かがみ)
2012/11/17
久しぶりにバスに乗りました。おやじライダーが前日の飲み会で足を奪われ、中年コミューターに。車内はお年寄り中心にやや込み合っていましたが、小春日和の、うららかな午前10時過ぎ、のんびりした雰囲気が。そこで事件(?)が。
次のバス停で、親子連れが降りる様子。乳飲み子を抱っこ紐で抱え、4、5歳の女の子の手を引く母親。女の子に料金を払わせます。女の子はやや戸惑いつつも所定の箱に。
「なんて言うの?」と母親が優しい声で。乗客たちは優しく見守ります。
女の子はモゾモゾと困った風。「なんて言うの?」と母親がややきつい声で。女の子はますます困って下を向き…。
「ありがとうって言えないの!」と母親は怒号を発し、女の子の手を強く引き、逃げるようにバスを降りていきました。
どう思われました?このお母さんは、野放図ではないのですが…。ポイントは、
①子供の躾けは、親が見本を示すことが基本
②子供でも人に迷惑となる行為は許されるわけではないことを指導するのが、社会性を身に付けさせる第一歩、の2点。
親は子の鑑、子は親の鑑などと言いますが、まず、親が子供の見本になってあげましょう。何も、知らないのですから…。社会性を身につけることは感受性を伸ばすことにつながり、高い感受性は脳の発達を促しますよ。ですから…。
ツイート2012/11/17