(145)ハイ!
2013/05/21
この春もゼミ部門(アイ・ダッシュ)やロボット教室に多くの小学生を迎えることができました。でも、年々、首振り小僧(男子だけではありませんが…)が増えてきたように感じます。声で返事をせずに首の振りだけで意思を伝える子供たち。
改善すべく声をかけますが、簡単には直りません。また、叱られたり、改善を指示されたりする経験にも乏しく、素直に聞き入れることができない。逆切れはしないまでも、いやがる/うるさがる様子が態度に出てしまう。
それで、こちらが緩やかな対応にすると、全く改善の兆しが見られない。無都合なこと/邪魔臭いことは無視してしまい、生活習慣も耐性も脆弱なまま。それで済まして、十年前後生きてきたのだから、一朝一夕には改善できない。
ハイ、と返事ができない人間を、どこの人事部も採用しません。就活では、ちゃんとしますから、って訳にいくのかな?ボクはパパの病院を継ぐから関係ない?当然身に付けておくべき基本的な生活習慣ですが、年を重ねれば重ねるほど、習慣化するのは難しくなります。
嫌々やっても、ストレスを生み、身に付かない。つまり、不快、を避けようとするノルアドレナリン悪循環。
チャイルドでは、ハイ、の返事に加え、理解の確認をする場合、ハイ、と言いながら深く首の縦振りをするように指導しています。
認識-咀嚼-発声-粗大運動の協応です。残念ながら発育、環境に個人差が強く、すべての3歳児の身についているわけではありません。できるだけ、小さいうちに習慣化できるよう応援してあげましょうね。
ツイート2013/05/21