株式会社関医協ゼミナール総本部
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(179)リケジョ

(179)リケジョ

2014/02/12

小保方女史(古臭い表現!)によるSTAP細胞のニュースが大々的にマスコミを賑わせてから十数日。ワぁー、と騒ぎ散らかして、話題はソチ五輪に。スノボーの少年たち(やったね!)も羽生くんも帰国後は各局ニュースに引き釣り回されるんでしょうね。で、古い話題から。

チャイルドの家庭向け、月例ジャーナル(カンガルー通信)のネタ探しに過去の原稿を読み直すと「青色発光ダイオードの開発者へ200億円の判決!お子さんの将来は、理系進学、企業内研究者に決まり!」などという私の下品な記述(2004/02)が。すると真逆のニュースが飛び込んできました。

STAP細胞/若き研究者の画期的な研究成果。生物細胞学の歴史を愚弄している、と酷評されても挫けず、5年越しに研究を重ね、やっと認められても、数十年後、100年後の人類社会への貢献を意識して研究を進めたい、とは泣かせる。

この快挙は研究者たちの大きな励みになるでしょうし、真央ちゃんの金メダル(祈っている!!)のように日本中に幸福感をもたらすことでしょう。それに、小保方さんの、普通のルックスや嗜好は、科学者を志す子供たち、特に女子を格段に増やすことでしょう。

もちろん、理系だけが素晴らしい訳ではありません。大学進学で、理系か、文系かは、十代後半での価値観が決めます。願わくは、数学が苦手だから、という消極的な理由ではなく、~を学びたい、~になりたい、などの前向きな姿勢で進路を決めてもらいたいもの。

10歳までに大切なことは、進路を誘導することや早期教育を詰め込むことよりも、頭を使うことが好きな子にしていくこと。困難(=難しい課題)に出会っても、逃げずにチャレンジできる子、それを楽しむことができる子にしていくこと。

そのためには、発達に応じた、知的刺激豊かな環境を調えてやり、楽しさや達成感を誘導/演出/強化してやることですよ。修士課程(博士課程前期)のリケジョの父親としては、博士課程(後期)に進むことには微妙な気持ちですが…。

ツイート2014/02/12

PS:STAP細胞をめぐっては、その後いろんなことがありましたが、当時の気持ちのままに、掲載しておきます。

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