(193)お絵かき
2014/07/17
ウチの子、お絵描き、好きちゃうんですけど、問題ないですか?やらんかったら、アホなりますか?カシコなりませんか?と質問され返事に窮してしまいました。
そこで考えてみました、お絵描きは脳にプラス?
お絵描きは幼稚園や保育所での定番メニュー。基本的には、子供はお絵描きが好きです。本能に導かれて(脳が求めている)、と言っても過言ではありません。また、年齢が進むにつれ、好きな子が減っていくように感じます。そもそも、必要?
ネットで調べると絵画や保育の専門家が右脳を刺激する(脳の研究が進んだ今、ちゃんと学んでいる人は右脳左脳とかは言いません)とか、
発想力や創造性を引き出す(これは正しいかも。でも、論理が飛躍しすぎ)とか、
情操教育?にいいとか。
微細運動は大切(その通り!拙稿188)とか(でも、微細運動はお絵描き以外にも鍛える方法は多種多様)。
ある脳の専門家は絵を描くことは楽器を演奏することと同様の神経システムを用い、結果的に脳機能を高めることが確認されている、と。
どれも説得力がないなぁ。お絵描きを、頭に浮かんだイメージを具現化するメソッドと考えてはどうでしょう。実際に見た画像や自分で咀嚼あるいは抽象化した画像などを思い浮かべ、そのイメージを、手の運動能力を駆使して、表現していく・・・
イメージを具体的に表現する手法はお絵描き以外には言語しかありません。楽器演奏やダンスで表現することは子供にはチョット困難。頭で考えたことを具体的に形のあるものにしていく、これは脳の多領域を使うので間違えなく脳が鍛えられますよ。
数少ないイメージ具現化メソッドですから、やらないのはもったいない。親が見本を示してあげましょう。イラストの描き方、てな本がいっぱいあります。また、顔の輪郭だけ描いて、パーツを子供に描かせるなんて、喜んでしてくれますよ。
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