(251)ストレス・エナジー
2016/04/06
ストレスは脳にとってよくない、と何度かこのコラムにも記してきました(拙稿№156ストレス、など)。ストレスが生み出すコルチゾールが記憶の入り口、海馬を萎縮させてしまうからです。
だったら、子供が嫌がることはさせない方がいいの、っていう声が聞こえてきそうですね。
それはダメです。ストレッサー(ストレスの原因)になりうることでも子供が習得すべきこと(例えば、五大習慣などの生活習慣、九九の暗記など不可欠な学習)は、なるべくストレスにならないように修得できるサポートを工夫しましょう。
また、ストレスを感じない心の強さを育んであげることも大切です。達成感が得られるような状況、環境を調え、成功経験を積ませ、自信をつける。前述の不可避ストレッサーに丁寧に対応することで、ストレス耐性もついていきます。
さらにストレスがプラスになることもありますよ。絶対成功させようと強い決意で臨んで良い結果を得た、などの経験をお持ちの方は多いはず。これを裏付ける理論に出くわしました、何と先日のTV番組(世界一受けたい授業)で。
ストレスはプラスになると捉えることで好影響をもたらす、というもの。早速、プレデンター、ケリー・マクゴニガル女史の本「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」を流し読みで納得。確かに中学生以上?にはプラス。小学生以下には前述のサポートですね。
ツイート2016/04/06