(255)小さなバレリーナ
2016/05/29
今月から6年の妹お願いします、中学生男子兄弟のご家庭から依頼。不都合な日程が多く、確認すると、バレエをしていてジュニアの全国大会で上位常連の逸材らしい。兄たちもサッカーでは図抜けた存在。どんな子が来るんだろう。
来たのは3、4年に見える小さな幼い体型の女の子。
でも、凜としたオーラがある。何も聞いてなければ、違和感を感じたかもしれない。何でもない日常的な動作にも普通の子にはないキレを感じるのはなぜだろう。姿勢がいいからかな?
兄たちも優秀だが、妹はさらに上だった。なぜだろう。姿勢がいい、ことは価値あることのように感じるが、脳にプラス、とは聞いたことがない。
気に留めていたら、運よく「背筋を伸ばすことで自制心が鍛えられ、学習に好影響」という心理学の研究に出会った。
教育心理学では、自制心は非認知能力の重要な要素と考えられている。自制心は、意識せずにできないことを継続することで鍛えられるそうだ。
彼女は美しく踊りたいという意思で、何年も肉体を制御する訓練に耐えたため、自制心が向上。
そんなストーリーが描けそう。バレエが脳にプラスと言っているわけではありませんが、目標に向かい、何かに打ち込み、継続的に自己を制御していくことは、強い心を育んでいきます。
がんばれ、小さなバレリーナ!
ツイート2016/05/29