(267)弱いので
2016/09/27
子供は、しんどそうなことや難しそうなことが好きではありません。子供に限らず大人も好きじゃなさそう。ある意味、意思のある生物、いや、意思がなく本能に沿った行動だけの生物でも、しんどそうなことや難しそうなことはしないのが必然的。
でも、なぜ、私たちは小さい頃、しんどそうで難しそうな、文字を覚えることに取り組んだのでしょう?友だちが書けていたので、僕も書けるようになりたかった。おばあちゃんに厳しく指導された。ママにほめられたかった。
なぜ、夏休みの宿題をこなしたんですか?昔は、かなりの量がありましたね。やるべきことだと諦めていた。やらないととんでもないことになることが予感できた。体罰教師、成績への悪影響。工作で表彰されて、いいカッコがしたかった。
私たちは、しんどいことや難しいことに前向きに、あるいは何とか、あるいはイヤイヤ取り組み、乗り越えてきました。そのエネルギーとなったものは、成功のイメージであったり、周りの応援であったり、厳しさから逃れたい一心だったり・・・。
成長するにつれ、困難への耐性も高まり、成功や達成の報酬を想像する力もつくので、より大きな困難に対応することができます。幼い子は、まだ弱い。一人一人違う。だから、厳しさ一辺倒やほめ倒すだけで乗り切れるはずはありません。
子供は創意工夫して指導することで、応援することで伸びが変わります。隠された力を引き出してあげることができますよ。
ツイート2016/09/27