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(366)スコットランドの仲間

(366)スコットランドの仲間

2019/10/30

ラグビーW杯が終わろうとしている。日本は2015年以前の7回のW杯にフル出場ながら1勝しかしていない(そのジンバブエ戦のビデオは棚の奥に)。それを知る昔からの俄かファンには、今回の8強入りは奇跡にしか思えない。多くの選手が、いろんなものを犠牲にしてがんばってきた、その成果だ、とコメントしていたが、何の違和感もなく共感することができた。サッカーや野球のプロ選手から、そんなコメントは聞いたことはない気がする。

また、日本のプレーだけでなく、大会ボランティアや観客、開催地の人々の行動や思いやりが各国のマスコミから賞賛されていることも喜ばしい限り。彼ら曰く、なぜ我々ラグビー旅行者が日本代表と日本に恋に落ちるんだろう。

日本が決勝トーナメントを決めたスコットランド戦の後、スコットランド人記者が落胆する気持ちと仕事上のストレスを抱え、カフェで原稿作り。そこに日本代表のユニフォームを纏った女性が近寄ってきて、試合は残念でしたね、と静かに優しくねぎらってくれた。記者は女性が示した対戦国への尊敬の心に感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。

自分がどんな状況でも相手を慮る(おもんぱかる)、自分と相手だけでなく多くの人も優しい気持ちにする。子供たちに教えてあげたい。もちろん、脳にもプラスだ。

ツイート2019/10/30

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