(420)エモい
2021/12/28
エモい、エモいね、と二人の会話。TVの情報番組。若い二人の言わんとすること、感じていることは何となく理解できた。心揺さぶられる、感動した、というような感覚。でも、そんな堅苦しくなくて…。「すごい」とか、「素晴らしい」じゃなくて、もっと狭い範囲で、心の琴線に触れる、というか。
このコラムなどで、感動を伝えたくても言葉に困ることがある。言葉にならない感動、などと表現するとますます遠くなる。エモい は使えそうな言葉のような気がした。
ウェブで調べると エモい は、新語 2016で2位(結構、前から使われているんだ~!)。英語のemotional(エモーショナル)に由来とか、日本語の「えも言われぬ(=言葉にできないほど)」から派生とか。古語の「をかし」や「あわれ」に意味が近いとも。
若者言葉など、意味が定着していない語を安易に使うことを勧めるわけではありませんが、エモい は許していただけるかも。他の語では表現できない事象を伝えようとしているから。これまで何度も述べてきたように、子供が、エモい(!)経験をして、言語化すると記憶に深く刻まれる。記憶しやすい脳内回路の形成につながる。
エモい は脳にプラス(笑)。
今年もありがとうございました。
良き新年をお迎えください。