（463）君の名は？

ＧＷが終わる頃、山麓バイパスの土手や明石川の河川敷などに黄色い花が一斉に咲き始める。ツツジの次に私たちの目を楽しませてくれるのが、この黄色い花、オオキンケイギク。

2、30年ほど前から、この花がウチの近所でもよく見られるようになった。名前は何だろう。いろいろ調べたが、分からない。「図鑑を持って森へＧＯ！」などと皆さんを鼓舞していた手前、知らない、分からない、で済ます訳にはいかない。当時はインターネットも普及しておらず、Googleレンズで、一発判明！、とはいかず、あらゆる図鑑を調べたり、植物に詳しい友人に尋ねたりしても、決定的な答が出ない。コレちゃうか、アレちゃうかと曖昧なまま時が過ぎる。そうこうするうちに、2006年に外来生物法に基づき特定外来生物(栽培などが原則禁止)に指定され、一気に判定、一躍有名に。

オオキンケイギクと私には、こんな黒(クロウ)歴史wwwが。でも、動植物、地名などの名前を知ることは、大切。名前は、膨大な量の視覚記憶から必要な情報を引き出すための、タグになります。知らない名前を知ろうとする習慣は、埋もれた記憶を効率よく呼び覚ます「記憶脳」を育んでくれますよ。