(8)我慢
2010/11/03
おねだりされると、すぐ買ってあげる派ですか?
こんな時の「我慢」は大切。イメージ力を育みます。すぐ買ってもらうより、手にした時の喜びをあれこれと思い巡らすことが…。一時の我慢をストレスにせず、喜びをイメージさせるのは親の腕の見せ所です。
欲しいと思った時と手にできる時の時間のズレも脳にプラスに作用します。感覚的要求が満たされるのを待つ間、いろんなことを考え、喜びを長く保持することになり、膨らんでいきます(エピソード記憶に)。まさに、記憶力強化のトレーニングです。
公共の場で静かにする、はどうでしょう?
積極的に何かをする時(GO行動)と積極的にしない時(NO-GO行動)はどちらも脳を活発に使うのですが、脳(前頭前野)で使う部位が違います。GO行動の訓練の機会は多いので、NO-GO行動も積極的にさせてみましょう。
でも、NO-GO行動はストレスにつながることがあります。公共の場で静かにすることはイメージ力・社会性を育む意義深い脳の活動ですが、2歳児では早過ぎます。子供の年齢・状況からストレスになるかどうかを考え、NO-GO行動を。
もちろん、騒いでいいのではなく、子供に無理な我慢を強いる必要があれば、行かない/避ける方がいい。
ツイート2010/11/03