(14)食べる
2010/11/14
「青魚のDHAは頭がよくなる」とか「脳には糖分」などと聞いたことはありますが、医学、薬学、栄養学、料理(?)などの専門家が『食育』についてはいろんなことを言うので迷ってしまいますね。
脳科学的には、まず、大豆。大豆に含まれるレシチンという物質が、脳内の重要な伝達物質、アセチルコリンの原料になります。アセチルコリンは記憶力を高めることが確認されています。レシチンは体外からの摂取するしかありません。
次に、青魚。脳内の情報伝達は、通り道(受容体の細胞膜)が柔らかいほど速い=学習効率が高い。膜の硬さは脂質で決まる。柔らかくするのは青魚に代表される「不飽和脂肪酸」。だから、アジ、サンマ、イワシ。という理屈です。
さらに、糖類。脳のエネルギー源は糖質。でも、多すぎても少なすぎてもまずい。血糖値をコントロールするために、他の食品も必要だそうです。
また、タンパク質は、脳自体や伝達物質の原料。不足すると学習能力に支障が生じます。
このように考えると、脳にいい食事は、「大豆+3大栄養素中心にバランスよく」という昔ながらの食事、ということのようです。ジャンクフードばかりでは、ヤバイみたいですね。マニアックにならないで。たまにはマクドもOKですよ。
ツイート2010/11/14