(25)比較
2011/01/28
1、2歳児のベーシックカリキュラムの一つが、「比較」です。AとBを比べる。xxなのはどっち? 最初は、大きい-小さい、長い-短い、多い-少ない の3セットから。
大きい-小さい、をマスターしてから次に…と考えず、この3セットは同時期に。いろんな言葉があることを知った方がいいようです。以前、何でも「デカい」と表現する4歳児が来て、驚いたことがあります。
高い-低いなど比べるときに用いる言葉は、この3セットが十分に分かるようになってから、徐々に増やしていきましょう。ところで、「比較」は言語や知覚認識のトレーニングですが、他にどんな意義があると思いますか。
xxなのはどっち? と遊びながら、「分かる」や「できる」を多く経験していくのです。分かったり、できたりする喜びが、プラスのホルモン、ドーパミンなどの報酬系脳内物質の分泌を促します。知ること、考えることは楽しい、でドーパミン好循環につながります。
比較対象は、瞬時に分かるものからスタート。徐々に時間のズレがある比較にも慣れていきましょう。家の外が明るい-暗い、の一日の変化や植物の成長などなど。そして、季節による変化を意識できるようにしていきます。だから、四季・自然…てか。
ツイート2011/01/28