(40)ある日の教室
2011/06/13
今日は何かがヘンな年中さん。指導員にわがままばかり言って、前向きにトレーニングに取り組まない。
この子は、いろいろな習い事をしてきた。いわゆる「させられ慣れ」していて、「学ぶ」楽しさを感じていない。ドーパミンも分泌せず。未知のことを知る楽しさ、できないことができるようになった喜び、苦労してやり遂げたうれしさ、そのようなことに対する認識度が低い。経験はあるだろう。が、深く記憶されていない。ママの指示に従うことで精一杯だったのかもしれない。
ヤル気度の低さを心配するママが探し探して入会。1stターム(入会最初の3か月)は、わがままを聞いてやりつつ、学ぶ楽しさを少しずつ刷り込む、がテーマ。でも、今日はひどいな。
「XXさん、ちょっと出ておいで。」 教室の外から、呼びかけると泣き始めた。もちろん、怒鳴ったわけではない。明るくゆっくり小さな声で。
怒られると思って泣いちゃった。分かっているね、悪いことをしてると。
根気強く、欠けているところを補って、いい子にしていこう!
ツイート2011/06/13