株式会社関医協ゼミナール総本部
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(86)経験値

(86)経験値

2012/03/29

経験値という言葉を学習塾のセミナーなどでしばしば耳にします。曰く、森を歩いたことがない子は森をイメージできない。さまざまな経験値を高めよう、それが読解力(人間力?生きる力?など)につながる。本物を経験することで審美眼が養われる。

こんな言葉にはウソ臭さも感じるし、当然、何でも経験すれば良い訳でもない。が、一面の真理を衝いています。経験・体験したことが少ないとイメージは広がらない。見たことがないものは思い描けないし、聞いたことのない音は想像すら難しい。

さて、子供と脳。さまざまな経験を通じて刺激を受けることは脳にプラス。ただし、恐ろしい経験、いやな経験は、ストレスにつながるのでマイナス(ひどい恐怖はトラウマやPTSDに)。ただ、経験したことを意識しないとプラス効果激減。

意識化させるキーは言葉+α。例えば、海へ遊びに行ったなら、海岸の名前を伝える。地図を見て、この海はどこにつながっているか、向こうに見える陸はどこか、を調べ、確認。言葉で感覚記憶にタグ付けをし、検索しやすくする。

+αで刺激入力(記憶形成)の多角化を図る。さらに、楽しさ、驚き、感動で感情を揺さぶり、扁桃体サポートで海馬の力を増強し、脳の記憶容量を拡大。夜に、その日に経験したことを家族で楽しくしゃべって復元。

ぐっすり寝て、海馬に一時的に保持された記憶を脳の各部位へ移して長期記憶に。こんな流れが記憶しやすい脳を創りあげていきます。経験は大切。でも、一連のサポートが必要。いろんなことを楽しく経験させてあげましょう。

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