株式会社関医協ゼミナール総本部
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(109)夏の終わり

(109)夏の終わり

2012/08/31

長い夏休みも、もう終わり。家族でこんな会話は、どうでしょう?

今年の夏は、いろんなところへ行ったね。どこが一番気に入った。そうか、OOの海か。海やプール、いろんなところに行ったけど、どうしてOOが一番好きかな? おかあさんは?おとうさんは~だね。観光の船に乗って、切り立った崖の下まで来たとき、びっくりしたなあ。あそこはよかった。歴史にも出てくる有名な場所だよ。大きくなったら、その歴史のこと詳しく教えてあげるね。

家族で語らう、思い出す、話が弾む。こんな団欒の中に、子供を伸ばすヒントがあります。

まず、思い出す。記憶の復元は、いろんなタグから記憶の断片を引き出し、それらを統合させる知的活動です。繰り返す中で、タグ付けがレベルアップ。記憶復元の糸口になる言葉やイメージなどを事象と結びつけることが効率よくできるようになります。記憶の断片を組み立てることにも慣れていきます。

次に、話す。言語化することで、記憶により深く、強く刻まれることになります。一番好きなxxxなどのように明確に考える/意識することも記憶の強化につながります。

さらに、楽しむ。団欒の楽しい雰囲気が脳(扁桃体・海馬)の記憶容量を格段に向上させます。楽しいものであればあるほど、繰り返してみたいという気に。これも脳内ホルモンが関連しています。楽しさが、プラスのホルモン(ドーパミン)の分泌を促し、分泌量が増えていきます。この分泌自体が脳の機能を高めることが確認されています。

また、お子さんにとって家族との語らいは、良きサンプルに接する機会でもあります。わかりやすく、多くのことを穏やかに語ってあげることが、お子さんの言語能力を高めるキーになります。残り少ない夏を楽しみましょうね。

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この夏、いろんなとこ連れてったったやろ、どこがよかった? ///わからへん///あそこ行ったやろ?///どこ?忘れた///え~、何なん?何ぼかかった思とん///もう、うざいなあ。ハイハイ、ほな。///コラ、団欒で賢なんねんど、行くな!宿題まだチャウン?

ツイート2012/08/31

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