(112)疑問を放置?
2012/09/22
前稿(111)地理で、「知らないことがあったら、そのままにしない」と述べましたが、もちろん、すべてのことを知ることはできません。何とかすれば、答を見つけられそうなことをそのままにしない、を第一の基準に考えてはどうでしょう。
最近、私の家庭でよくあるのが、この人、いくつやろ/どんな経歴やろ?と芸能人、政治家、評論家などについての疑問をインターネットで調べること。機動力の高いスマホの登場で可能になったことですが、これって脳にプラス?
疑問を持つことは大切、と考える大人が多い影響か、最近の子は、つまらない質問を唐突にしてきます。先生、いくつ?何でそうなん?何でせなアカンのん?何で、何で、何で?知らなくても、わからなくても、そのままにしていいこともありますよね。
そこでもう1つの判断基準として提案したいのが、脳の多重知性フレームという概念です。知性は総合的ではなく、6~8の知性が並列階層的に成立。脳の複数領域への刺激が脳の総合的機能を高めることにつながる、という理論。
その知性フレーム(枠)をわかりやすくざっくりまとめると学校の科目、国語(外国語も含む)/数学/社会/理科/音楽/体育に。つまり、学校の教科と関係がありそうな疑問を考える・調べる・答を求める(努力をする)などは脳にプラス。
学校の教科と関係ある、ないが第2の基準でいかがですか。もちろん、教科と関係なくても大切なことや、答えてやった方がいい、と質問を受けた大人が判断すれば、ちゃんと対応してあげてくださいね。基本的に興味を広げる、は脳にプラスです。
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追加:ゴメンナサイ。脳の多重知性フレームには絵画的知性も含まれるので、美術/図画工作に関する興味も脳にプラスです。ハイ。失礼
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