(117)チャレンジ
2012/10/25

今日中にしとってな、と仕事絡みの依頼を次々に家内に言うと、あれもこれも言わんとってぇ、と穏やかな人がプチ切れ。だれでも能力×可処分時間を超えた要求をされると不愉快になる。断ったり、逃げたりできない場合は、イライラする。
子供はどうでしょう?自己認識力も低いし、能力×時間などの分析をするわけでもない。~してみようか、に感性で、できそう、できなさそう。気分で、やってみる、逃げる。気質(生まれ持った性格)の要素も多い。
能力を超える課題を与えても、平気で取り組み、予想通り駄目なこともあるし、予期せぬ好結果を出すこともある。あるいは、できないと初めからやろうとせず、すねる、駄々をこねる、そっぽを向くなどの否定的行動をとる子もいる。
チャレンジ=よりレベルの高いことをさせることは、能力向上に必要な手段です。子供を伸ばすポイントがいっぱい。
まず、逃げの状況なら、楽しげな雰囲気を作って誘い込もう。
次に、手が届きそうな提案を心がける。これを繰り返すと受け入れの幅が広がる。
さらに、失敗を怖がらせない。叱ったり、がっかりしたり、からかったり…。とにかく失敗に否定的なイメージを持たせない。
もちろん、失敗を放置してはいけない。客観的な分析をし、打開策を提供する。少なくともいっしょに考えてやる。失敗の経験がプラスに働き、成功を呼ぶ。成功につながれば、ドーパミン効果。繰り返せば、好循環。さらに、指導者(大人、親、教師、先達など)に対する信頼感が生まれる。これも、伸びる要素だ。
成功経験が自信や前向きな思考を創り出す。失敗を恐がったり、いやがったりしないことは伸びる大きな要素だ。で、切れた家内だが、ねぎらい、感謝し、現実可能な提案をし…と日々努力を重ねる良き夫であった。
ツイート2012/10/25