(126)どう思うだろう?
2012/12/28
無料体験レッスンに来た2歳女児。入会後、導入カリキュラムと並行して、数か月に渡り、行動観察や検査、その間は、指導員-子供はマンツーマン(その後も1対2max)が、ウチの基本的なスタイル。で、体験レッスンもマンツーマン。
子供が、やや躊躇していたので、指導員が、ママもどうぞ、と同席を提案。するとヤバイ状況が始まった。ママが子供のやることに逐一、口を出す。いつもは~でしょ、いいね、だめでしょ、などなど。叱るような強い口調ではないのだが。
隙を見て、指導員が、落ち着いてきたようですから、お母様は外で校長と、と退場を促す。話を聞くと、このママは、とてもよく勉強していた。いろんな教材を買い(買わされ?)、まだ、2歳だというのに、いろんなことをさせている。
その後、担当した指導員に様子を確認すると、ママが声をかけても、子供はほとんどママの方を見ようとしない、意図的な無視も感じた。ママが部屋から出た後は、普通の反応になり、徐々に表情が緩み、楽しんでいる様子も見られた、と。
私たちが、抗暗示障壁と呼ぶ、ママの言葉を聴く耳を持たない状態。よくない。このママは努力した。自分が良かれと思ってしたことは、いい結果につながると思い込んでいた。でも、そうではなかった。残念。気付いてなかった。
子育てで、自分の行動を客観視する第一歩は、子供の身になってみること。子供はどう思うだろう、どう感じるだろう、と考えてあげてほしい。いやがることをさせるな、と言っているわけではない。まず、考えてほしい。
別件で、ママの知識/行動の誤りを見過ごせず、訂正したことを不愉快に思われたようで、入会に至らず。ウチなら必ず、改善できたのに、と考えると、ある意味、彼女らに申し訳なかった。今年、最大のミスかもしれない。ホントに残念だ。
2012/12/28