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(137)エピジェネティクス

(137)エピジェネティクス

2013/03/14

頭の良さは遺伝で決まる、決まらない?遺伝については拙稿でもまとめたことがあります[(45)遺伝]が、端的に言えば、ウダウダ言っても仕方ないので、お子さんの教育的環境を調えましょう、ということ。でも、興味をそそる報告が。

遺伝の常識を覆し、親が後天的に身に付けたことが子供に伝わっていくことがあるそうです。マウスの短期記憶の強化実験などで確認されています。エピジェネティクスと言って、ゲノム(遺伝子情報)解読が進んだ今、注目されています。

特定の形質が子孫に引き継がれていくのが遺伝。ところが、親が若い頃の、特別なトレーニングで培われた能力が、何のトレーニングもしていない子供に継承される。これが、エピジェネティクスです。

卵子の遺伝子が化学的な影響を受けることが原因と考えられています。精子は関係ないので、この一代継承が可能なのは母親だけ。言い換えれば、女性の若い頃の頑張りが直截、子供にリレーされる可能性がある、ということ。

脳機能の向上はマウスで確認できているので、娘の脳を鍛えることは孫の能力向上につながるかもしれません。男は、よりよい教育環境を作りのために、女性たち(嫁、娘、息子の嫁?)のお手伝いをするだけ、みたいですね。

ツイート2013/03/14

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