(182)自立
2014/04/02
今年の受験シーズンに気になったニュースは東北大入試。入試に付き添う親が多過ぎ、会場行きの臨時増発のバスに乗れない受験生が多発。大学が試験開始時刻を遅らせることに、という報道。
まず、過保護な親、未熟な子、への非難の図。
そんな状況は昔からあった、どこが悪い、との反論。喧々諤々。
私は安易な過保護非難などする気はなく、ただ、他人の子に乗車を譲らなかった利己的な優しき親を哀れむ気持ち。でも、検証された当日の状況なら譲るのは無理かもなぁ。
一方、試験当日の不安を和らげ、少しでも得点向上につなげる環境整備、つまり、子供が何歳であれ、より高いパフォーマンスを遂げるために手を携えることは親として当然の感情/振る舞い、とも感じます。どうでしょう?
あるニュース・キャスターが社会適応力を高めるために子供を信じ、自立を促してあげよう、と。同感。さまざまな状況に向き合い、自分で考え、克服する。そんな経験の積み重ねが、自信を付け、社会での対応力を高めていきます。
助けはどうしても必要と思われる時だけに。幼児なら、食事・着衣・排泄などの習慣を身に付け、ひとりで身の回りのことができるように指導することは親の義務と言っても過言ではありません。本人が困らないように、健全な成長につながるように。
脳の発達の意味からも自立は重要(近々、詳しく)。いつまでも、ママがしたげるよ、では、うまくなりません。受験の時は子供が求めるなら付き添ってやればいい。でも、自立させることが本人のプラスになることを忘れずに。
ツイート2014/04/02