(222)レスポンス
2015/06/29
今日は、こうして、ああする。さあ、やってみよう!とロボット教室の新入生に声をかける。体操のおにいさん的乗り。
でも、子供たちは反応なし。わかった?と聞いてはじめて、ボソリと「ウン」。首の縦振りでYesを示すツワモノも多い。
アカンで、幼稚園児ちゃうねんから。この教室では、返事は、ハイ。わかった?
ウン。
ハイやろ?、というようなやり取りは珍しいことではありません。
お勉強ではなく、ロボット教室ですから、子供たちは、決して親に言われてイヤイヤ来ているわけではなく、高いモチベーション、ヤル気満タンで参加。
でも、こんな感じのレスポンス(=反応)。性格に歪みがあるのではなく、おそらくコミュニケーションの基本練習が不足していることが原因。
基本って、例えば、自分に話しかける人がいれば、話す人の方を見る。
内容を理解しているサイン(うなづきやハイ)を適時、示す。
問いかけに応じる。
返事は相手を見て、「ハイ」、などなど。
何も紋切り型に押し付けているわけではありません。
あくまで年齢や性格に応じ柔軟に。
このようなコミュニケーションの基本は早く習得させた方がメリットは大きいですよ。話す人を見る、理解のサインを示す、問いかけに応じる。
この一連の行動は「聞く」ことにつながります。
耳だけでなく目も使って、相手の伝えんとすることを理解。理解するために集中する。つまり、聴覚+視覚で情報を入力し、脳の言語連合野をフル稼働させ認識。「聞く」のレベルが向上。
当然、脳にプラス。
年齢が高くなれば、こんな基本的な習慣の習得にもストレスやイヤイヤ・スパイラルで学習効率が悪い。さまざまな価値観があるでしょうが、基本は、お早めに身に付けさせてあげた方がよろしいかと。
ツイート2015/06/29