(232)努力は報われる
2015/10/06
日本人のノーベル賞受賞は、最早、年中行事(日本スゴイ!)。でも、医学生理学賞を受賞をした大村北里大特別栄誉教授には驚くことばかり。
「(ノーベル賞受賞は)微生物の力を借りただけ」、謙虚なコメントに、瞬殺。
数億人もの人々を救った治療法の発見・開発などの輝かしい功績。それにつながった地道な調査・研究の積み重ね。地方大学を卒業し、定時制高校教師、機械油にまみれた手で鉛筆を握る生徒の「学びたい」意欲に感銘し昼は大学院に。国からの研究費不足を産学協同でマネジメント。特許で得た巨額の富を研究現場に、文化に、郷里に還流。
まさに、伝記に登場するような人物、子供たちに夢を与え、世のため人のために働け、と鼓舞する。
努力は報われる。
大村博士の人物を語るだけで、子供たちの意欲を掻き立てることでしょう。努力を厭わぬ心を育むことでしょう。
さらに、彼は若者に語る、
人のまねをせず、失敗をおそれずチャレンジしてほしい、と。
「試みたのは、ほとんど失敗した。しかし、驚くほどよくなる時がある。それを体験すると何回失敗しても怖くない」
失敗を乗り越えた大きな経験。積極的に立ち向かう思考パターンが形成につながるので、特に若年層、小学1~4年での克服経験は一生の宝ですよ。
大村博士、ノーベル賞受賞おめでとうございます!
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