(233)少年の心
2015/10/14

先生、消しゴム貸してください、と読書教室(エイリード)で本を読み終えた生徒。
私は、ホィッと緩やかな放物線をイメージして、消しゴムを彼にフワリと放り投げる。
彼はあわてたが、何とかキャッチの体勢。でも、残念ながら、ポロリ。
もう一回な、OK?、と私。2度目は放物線をより緩やかにすると、ナイスキャッチで笑顔。
理由もなく、そんな対応をした訳ではありません。本を読むことを楽しめるようになった彼も、読後に一言の感想文を書く作業には、まだ抵抗があります。少し気分転換になれば、と直感的に感じたから。
こんな形で、日常にちょっとした楽しさを織り込み、いろんなネガティブな感情を解消する、あるいは減じるのは総じて男の役割。
なぜ、男でしょう?男子は小さな頃から無駄な動きが非常に多い。無意味な行動、発言のオンパレード。そんなくだらないことの積み重ねが、この役割に通じていないでしょうか?
少年の心で価値のなさそうなことに夢中になる、いろんなことに好奇心を持つ、これは脳にもプラス。
まあ、何かいいことにつながるかも、と男子のバカさを、たまには許してあげてくださいね。
私も、彼のママやウチの指導員がその場にいたら、生徒に消しゴムを投げたりはしませんでしたよ。女性は無意味っぽい行為には厳しいので…
ツイート2015/10/14