(299)キンモクセイ
2017/10/10
10月1日の花、私の誕生花はキンモクセイだと思い込んでいました。2000淡路花博・誕生花カレンダーというのがあり、10/1はキンモクセイだったからです。でも、ググると、ハギ、キク、ガーベラ。3つめの検索結果に、やっとキンモクセイ登場。
いずれにせよ、キンモクセイは秋を代表する木花。春のジンチョウゲと共に、甘く強い香りの花。さぁ、秋がやってきたよ、と告げるかのように、近辺の木がポンと一斉に薫りはじめます。
でも、キンモクセイの芳香がいくら強いとしても、子供たちは無関心。花も地味で小さく、視覚へのアピール度は低い。話題にすることもない(裏の庭木が薫り出しましてな、って子供同士の会話ではありえない)ので記憶が強化されない。嗅覚がもたらす感覚記憶は、どんどん埋もれて消えてしまう。
折角の強い刺激なのに。で、これを止めるのが、タグ付け。あっ、キンモクセイのいい匂い。ほら、キンモクセイ。言葉のタグを付けてやれば、半永久的に残っていく。言葉のタグで引き出せる、思い出すことができる。
こんな経験を重ねることが、五感を通じて受けた刺激をタグ付けして、長期記憶に昇華させる「記憶しやすい脳」を生み出します。日常のこんな些細なことが記憶のトレーニングになりますよ。
キンモクセイを埋め込んで、賢い子に!
PS:キンモクセイの花言葉は、謙虚。華やかな薫に対して、目立たぬ小さな花。謙虚さは、とても高度な脳の活動がもたらすものですよねぇ~