(318)シバくぞ!
2018/06/15
先生、今日何かありましたか?ウチの子、ロボット教室から帰ってきても元気がないんです。聞いてみると、先生に、シバくぞ、って言われた、と言うんです。何をしたんでしょうか?
「授業中に水を飲もうとするので、咎めました。」
じゃ、水を飲まないように強く言っておきます。それでいいでしょうか?
「いいえ、失礼ながらピントがずれています。」
ケースA:誰かが鼻歌を歌う、小さな声で独り言を言う、ロボット教室で夢中になって製作をする中、こんな子が散見される。自分では気づいていないかのように。
「他の子に迷惑だから歌や独り言はやめとき。静かに取り組も。」挨拶やマナー、年齢に応じた生活習慣など身に付いていないことや当方と価値観のズレがある場合は正していく。別に叱ることではなく、諭す。
ケースB:他人を傷つける、他人に大きな迷惑を及ぼす、度が過ぎるふざけた言動行動。これは、叱る。叱らずに自己認識を育む、ような場ではない。もちろん、生徒それぞれの年齢や発達段階に応じて。
さて、冒頭の低学年の少年。これはケースA。「授業中に水を飲んだらあかん。」すると彼は不満気沈黙。「学校の授業中はいいの?」彼は私の方を振り向きもせず、無言の反発。
これまでも努力を求められたり、都合が悪かったりすると内向的な反発姿勢を示し、済ませてきた。
これは是正すべきと感じ、なめとんか、シバくぞ、と発言。
耳障りのよくないことすべて拒否では伸びる可能性が減るよ。言われたことを意識しなさい。言語能力発展途上の小僧には強い言葉が必要。
で、シバくぞ。後でスタッフと話し合い。体罰やパワハラに留意すべき時代に、シバくぞ、はNG。この子は問題なかろうと思ったのだが…。今後は、エエカゲンニセエ、に変更。
ツイート2018/06/15