(321)内と外:西野ジャパン考
2018/07/09
日大悪質タックル事件とロシアW杯での西野ジャパンの活躍。
日大は脅しや恫喝、ハリルジャパンは厳しい規律と理念で選手をコントロールしようとした。これは、外からの力。外的(負の)インセンティヴ(=賞罰)あるいは外発的動機付け。
一方、関西学院は米式コーチング理論を駆使し、勝つことへの意欲を選手に求めた(意欲はアメフトを楽しみ愛する気持ちから育まれる、と)。西野監督の方針は基準(理念)は設けず、選手と対話し、出場選手に応じた戦略と自ら考えることを求めたそうだ。これは、外からの何かではなく、内なるインセンティヴ、内発的動機付けと呼べるだろう。
外と内との戦い。外的な要因は、なくなれば、成果が劇的に落ちる。アンダーマイニング効果として広く認識されている。
最終的には内の勝ち。日大の事件はこれからのアマチュアスポーツ界を大きく変えていく原点になるだろう。西野ジャパンの躍進は日本サッカー飛躍の転機になるかもしれない。
怖いハリルから優しい(風の、少なくとも話は聞いてくれそうな)西野さんに代わって、状況が良くなると思った教育関係者は少なくないんじゃないかなぁ。だって、最近の若い子は優しくないと付いてこない、私たちは身に沁みてますから。
素人なりに考えてみました。ベルギー優勝で日本実質2位?
ツイート2018/07/09