(323)楽しそうな夏
2018/08/01
夏の花と言えば、ひまわり、アサガオ。若い頃は、その程度しか思い浮かべることができませんでした。おそらく、幼い頃に、草木に興味を持つ環境がなかったせいでしょう。(写真はアガパンサス)
きれいだ、おもしろい、見たことない、気持ち悪い、強い感情にサポートされ、気まぐれな海馬に、運よく選ばれた感覚記憶(イメージ)も言葉のタグ付けがなされないと膨大な量の記憶に埋もれたまま引き出すことができません。
木や花、虫の名前を知っている、いないは余り問題ではなく、マイナス効果をもたらすことはありません。
でも、花、虫を通じて、「知らなかったこと」を「知る」ことは楽しい、自分の周りの世界は不思議な知らないことだらけでワクワクする、という感情を実感し、脳への刺激に対し言葉のタグ付けを習慣にすることは、子供たちの脳を強く鍛えること、未来の可能性を大きく広げていくことにつながります。
4歳頃から、好奇心・興味・関心の種を蒔いてあげましょう。まずは、さりげなく草木の名前を教えたり、いっしょに、図鑑で調べたり。日常的な環境・遊びの中から、少しでも多くの知的刺激を感じてもらいたい、そんな気持ちで。花の名前なんかどうでもよさそうでも、楽しそうじゃなくても、親は楽しそうに。
さぁ、8月! 楽しい夏を、楽しそうな夏を…。
ツイート2018/08/01