いつの間にやら紅葉の季節。紅葉の名所へのお出かけとは別に、ご近所の紅葉にも目を向けましょう。

今の時期の主役はフウでしょうか。紅葉の代表、モミジの葉を大きくしたような５裂の葉のアメリカフウ(モミジバフウ)が公園や街路では多数派かもしれません。３裂のタイワンフウやイチョウは少数派かな。

 

アメリカフウは時が進むにつれ、緑から黄緑、黄緑から黄色、オレンジ、赤、紫、茶色と次々と葉色が変化していきます。温度や日の当たり方で微妙に変わるので、一枚の葉、一本の木、列植された街路樹で美しい紅葉のグラデーションを楽しむことができます。

 

子供は、こうした時間のズレのある変化を見過ごしてしまいます。特別な美しさに触れること、それがもたらす喜びを経験することは脳にドーパミン好循環をもたらし、脳の機能を高めます。さらに、いつも目にする木が次々と変化していくことに目を向けることで観察力が養われます。周りの大人のちょっとしたサポートが重要ですよ。

これまでも一年を通じて、近所の木、を観察する効用をお伝えしてきましたが、数週間での劇的な変化にも気付かせてあげましょう。変化に目を向けることは、脳にプラス！

ツイート2018/11/08