(337)空飛ぶクモ
2018/12/14
クモが空を飛ぶことをご存知ですか。孵化したばかりの赤ちゃんグモたちが高い枝に登り、空に向かって、どんどん糸を出す。細く軽い糸は風に流され、上昇気流に乗り、空高く飛んでいく。赤ちゃんグモも、その糸にぶらさがって大空へ。糸は山を越え、海を越え、クモの住処を広げていく。
寒い地域の春と秋の晴れた日、銀色の糸が空を舞います。ちょうど雪が降り始める/終えることを重なり、この現象を初春は雪送り、晩秋は雪迎えと呼ぶそうです。
自然の中で見られる、ちょっとしたことに驚き、感心する。それを雪送り、雪迎えなど趣深い名で呼び、共有し、記憶にとどめる。残念ながら子供たちは、こんな、ちょっとしたことに好奇心を持ちません。だから、いろんなことに気付かせてやり、いろんなことを驚き、楽しむ気持ちを育んでやる。そして、いっしょに驚き、楽しむ。言葉のタグ付けをして心にとどめたことを引き出せるようにする。
好奇心・興味・関心を広げていく応援は4歳から。もちろん、脳を鍛えるために。
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