(416)VUCA時代
2021/10/18
新しい教育環境の認識をアップデートしておこう、といろんなセミナーやシンポジウムへの参加が求められる。先日は、「歩きスマホ」(のトラブル)の研究で、今年のイグ・ノーベル賞受賞の 西成活裕東大先端技術研究センター教授のズーム講演。
現在は、VUCA(ブーカ)時代と言われて久しい。VUCAとは「Volatility(ボラティリティ:変動性)」「Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)」「Complexity(コムプレクシティ:複雑性)」「Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)」
の頭文字。4つの単語が示す通り、VUCA時代とは変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含んだ社会情勢を示す。このような不透明で、将来の予測が困難なVUCA時代の拠り所、頼りになるのは何だろう?
時代が変わっても、変わらないもの。将来の予測に使えるもの。複雑な対象を処理できるもの。なので、VUCA時代は、数学(を学ぶこと)が最も大切、との結論。その後、数学の楽しさ、面白さをこれでもか、これでもかと次々と披露くれ、楽しい講演に。
いつの時代も不確実で混沌としていたような気もします。でも、人間がAIをコントロールしていくことが求められる時代には、戦略ツールとしての数学が従来以上に必要とされ、そのツールを軽やかに習得し、したたかに使いこなしていく能力が必要なんだなぁ、と納得&感心。
2022/10/18 ツイート