株式会社関医協ゼミナール総本部

(445)幸多かれ

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2022/11/09

少子化時代、私立高校は生き残りをかけ、特進コースの再編や共学化など生徒や保護者への訴求力向上に懸命です。ウチのゼミ部門は他のコンテンツが多忙のため、数年前から新規生徒の受入を停止していますが、未だ、十数校からパンフレットやPR冊子などが送られてきます。何気なく手にした女子高の介護学科のページにHさんの写真が。学科を代表してのスナップショット、エリートや~ん、Hさん…。

 

3年前、Hさんは逃げ出しました。希望の公立高に合格するチャンスがあったにもかかわらず、簡単に取れる資格を売り物にする私立の専願に。写真の笑顔を見ると、今が良ければすべて良し、とも思います。若い彼女は、これからの人生、どのようにも変えられるでしょう。幸多かれ、と祈るばかりです。

 

でもなぁ。3年前は、ベストを尽くさぬ彼女が残念でした。将来の可能性が広がるように、さまざまな情報や手練手菅を駆使して導くのが、私の仕事。自分の力不足が悔しかった。頭脳開発も同じです。脳の、この領域が伸びるのはこの時期、臨界期は何歳まで。伸ばすには、今、このプログラム・この対応が最善。子供にはそんなことわからない。だから、私たちが導かねば。でも、当方だけでは伸ばせません、ご家庭と力を合わせねば。子供たちの将来の礎を築いていくために、"今"を大切に応援していきたい、と改めて思う次第です。

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